こんにちは、竹光です。
最近夕方にすごく眠いです、夜早く寝ても遅く寝ても眠いのはなぜ…;
お待たせしてしまいましたが、漫画「ゾンヴィガーナ」ナトの考察編です!
ところどころナト以外の考察も入っている気がしなくもないですが
楽しんで読んでいただければ幸いです!
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ナトについての考察
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◆基本情報
名前:ナト・ウィンクルム(2話で判明)
ちなみにウィンクルム(vinculum)はラテン語で「絆」という意味があるそうです。
年齢:14歳(2話)
性格:けがをした人や犬をすぐに縫合してあげたり
転んだ子供に薬を塗ってあげたりととても優しい。(1,2話)
森で物音に驚いてマギィに抱き着いたりする当たり少し怖がり?(4話)
口調:一人称は「僕」。大人には基本的に敬語。
種族:人間(父親は外科医だった/3話)
道具:針と縫合糸。カバンの中には旅のための地図や水、
ぬいぐるみを作る端切れなどが入っている(3,4話)
備考:縫合とぬいぐるみ作りが得意な少年。
マギィからは「はかせ」と呼ばれているが医師免許は持っていないとのこと。(1話)
見ず知らずの人でもけがをしていたら縫合で傷をふさいだり薬を塗ってあげたりして
いるのはただ「困っている人がいたら助けたい」から。
身長はマギィより低く幼く見えるが、速くて正確な縫合技術を持っており
大人を驚かせるほど。また、ゾンヴィガーナに止めを刺そうとしたブルタール師団長の
凶刃を割って入って受け止めるほどの度胸もある。
幼いころに母がゾンビに感染して父も母も亡くした過去がある。
そのことからゾンビにトラウマがある様で
女のゾンビに襲われたときは母を思い出し激しく動揺した。(3話)
それでも「どんなものであっても自身の過去をないものにしてはいけない」と
芯の強さを見せている。
◆旅の目的
マギィについての考察で書きましたが、どちらかというと旅をしているのは
ナトの意志で二人の行動の主導権はナトが握っています。
ではその目的はというと、3話でマギィ以外のゾンヴィガーナに会おうとして
「マギィの生前の記憶が少しは蘇るかも。そして頭の呪いの釘のことも」と言っているので
マギィ(ゾンヴィガーナ)の過去の記憶と身体のことについて探るためのようです。
ではなぜマギィ本人ではなくナトが気にしているのか、ですが
ナトは蘇った当時のマギィのことを少しでも知っているのではないでしょうか?
(前回の考察の続きみたいな感じです)
ナトがマギィを作ったわけではないと思いますが、
縫い合わせる前の死んでいたマギィを見て何か思うことがあったとか…?
めったなことがないと死体を縫合しようとは思わないと思いますし;
…まあ、単純に何故ゾンヴィガーナが生まれるのか、
ゾンヴィガーナになる条件や理由があるのかとかを調べているだけ説もあり得ますが;
◆縫合について
ナトの特技と言えば神業のような速さと正確さを持つ縫合です。
おそらく、器用でぬいぐるみをよく作ってくれた母と、外科医だった父の影響で
覚えたものだと思われます。(両親を亡くしたのは早いのでいつからかは分かりませんが)
医療技術の縫合は傷口をふさぐのが目的ですが(もちろんそれにも使ってはいますが)
ナトが主に使うのはマギィをつなぎ合わせるためです。
マギィは縫合を喜んでいますが他のゾンヴィガーナもこれは同じようです(5話)
普通の人間なら縫合まで行くのは結構な大けがなので喜ぶ余裕はないと思いますが
おそらくマギィの時は麻酔も打ってなさそうでした(3話)
腕や首がちぎれても痛みを感じず(不便は感じてましたが)
生き続けるゾンヴィガーナだからこそ有効なナトの縫合ですが、
森で出会った猫のゾンヴィガーナが気づいた通り彼女にも縫合痕があります。
んで、この子は勘違いしてナトに襲い掛かったのですが、
縫合ができる人間はあまりいなさそうなのでこれはカギになるかと思います。
ナト以外にも彼女を縫い合わせた者がいるということですからね。
ゾンヴィガーナを蘇らせられるのは縫合が出来る者だけであるとか…?(圧倒的医者率
実は縫合とゾンヴィガーナはかなり深い関係があるのではないでしょうかね。
ブルタール師団長いわく「人間よりももろい」とのことだったので縫い合わせないと
すぐにボロボロになってしまいそうですし。
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◆ナトの過去
3話でナトの過去が明かされることとなりました。
1巻のあらすじと感想でも書いたように
ナトママがゾンビに感染し、ナトパパとナトを襲ったという話でした。
そこからナトはゾンビにトラウマを抱き、列車でゾンビと遭遇した際は
(落ち着け…あれはただのゾンビだ。ただのゾンビ…ただの―…)
と自身に繰り返し言い聞かせるほど動揺していました。
推測ですが、回想で最後の理性でナトを逃がしたナトママは血だらけで
ナトが逃げた後あのまま死んだように見えました。
ナトパパは回想の始めで亡くなっていたので、
ナトを守るためにナトママと刺し違えたのかもしれません。
母親がゾンビに感染して父親を殺し、後に母自身も死んで自分だけ生き残った
というのがナトの生い立ちだと思います。
トラウマになるのもうなずける、凄惨な事件です。
そう推測したうえで気になることが2点あります。
1点は回想でゾンビがナトのママだけだったことです。
1話から全編通してゾンビが登場する話では複数体居ます。
ゾンビに感染した人間か動物にかまれる→ゾンビになって人を襲う
という図式ですがナトの家にはナトママを感染させたゾンビはいませんでした。
血や唾液などゾンビの体液が体内に入らないと感染しないので少なくとも
感染源のゾンビがそばにいないのは不自然では?と気になりました。
そしてもう1点、同じく回想シーンから気になったのが
ナトママが作ってくれたぬいぐるみがマギィにそっくりというところです。
片目は隠れてませんが、手足に縞々の布を使っていたり
髪形や服の雰囲気もマギィに似ています。
このマギィ人形(仮)はゾンビ化したナトママから逃げ去るコマで破れてしまった姿や、
ナトの頭によぎったナトママが抱いて持ってる姿など象徴的にピックアップされています。
しかしナトではなくナトママ作なのでマギィとのかかわりはあるのでしょうか?
現時点でのざくっとした予想では
予想1:ナトがどこかでぬいぐるみを覚えていてマギィと出会ったとき無意識に似せた
予想2:ナトママは実は生前のマギィを知っていて似せてぬいぐるみを作った 大穴:実はナトママがマギィを作った(ぬいぐるみから生身へ…ホラー映画みたいな) |
という感じでしょうか。とてもざっくりですがかすりくらいはするかも…?
もし大穴だったらどうしよう…(ない
◆ゾンヴィガーナへの思い
上記でゾンビに対してトラウマになっているナトですが
ゾンヴィガーナのマギィとは平気で行動を共にしています。
確かにゾンビではありますが、顔や体が腐り落ちたりしているでもなく
自我をなくしているわけでもないので普通に接することができるのでしょうか。
彼自身「頼れる助手」とマギィを評価していますし。
旅をしてきたマギィだけになら分かりますがナトは
他のゾンヴィガーナに対しても基本的に危害を加えようとしていません。
火のゾンヴィガーナを探していたのもマギィに会わせて話をしようとしただけでした。
ゾンビは問答無用で襲ってくるから倒しても、ゾンヴィガーナは言葉は通じるし
喜怒哀楽など感情があるのでそう深刻ではないということでしょうか。
しかし引っかかったのが森で会ったゾンヴィガーナがブルタール師団長に
止めを刺されるという時にナトが庇ったことです。
一緒にいるマギィなら分かりますが会ったばかりの(しかも勘違いで攻撃された)
見ず知らずのゾンヴィガーナをかばうというのはとても印象的でした。
「話せばわかる、悪い奴じゃない」と思っていたにしてもすごいことです。
ブルタール師団長すらもこの行動には驚いています。
マギィと一緒にいることもですが、この行動でナトが
「ゾンヴィガーナには何か特別な思いがある」のではないかと考えました。
ゾンヴィガーナについて詳しくは知らないようですが彼女らを
「ゾンビ離れした獣」「生ける屍獣」扱いしていないのはマギィとの仲からも伺えます。
おそらくその考えのルーツはマギィとの出会いにあると思うのですがどうなのでしょうか…?
そしてマギィがナトを好きなのは明白ですが
ナトのほうは実のところマギィをどう思っているのか、も気になります。
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ナトについての考察はここまでです!
ゾンヴィガーナをゾンビと同じではなく対等に見ている人間という
レアさと過去の色々から大分長くなってしまいました;
他にここも突っ込んでほしい、ここはどうなん?とかあれば
是非是非コメントでお願いします!
お次はいよいよ大ボリュームの「ゾンヴィガーナについての考察」予定です!
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
竹光(タケミツ)
1 thought on “ゾンヴィガーナ1巻・少年医師ナトについての考察”